鎌倉33観音第30番札所明月院
JR横須賀線北鎌倉駅から鎌倉街道を鶴ヶ岡八幡宮方向に、途中横須賀線を渡ってすぐ左折。小川沿いにしばらく歩くと正面に石柱が見られる。駅からおよそ10分内外。
正面入口を入ると総門。ここが受付、拝観料を払って中に入ると目の前に鎌倉石の参道が続いている。
紫陽花の季節には、この石段の両側が色とりどりのアジサイの花で参詣の人達を楽しませてくれます。
さて、参道を上がり山門をくぐると正面に本堂が現れる。御朱印は本堂右手の受付で頂く。
墨跡鮮やで威風堂々たる御朱印、心打たれる御朱印である。
本堂を右手に見て、進むと開山堂。また、本堂前には須弥山をかたどり仏教観を表現しているといわれている枯山水の名園がある。
広い境内のあちこちでは季節に応じた花々が咲き楽しませてくれています。今では秋明菊やホトトギス、ススキが見られる。また、一部、紅葉も見られ秋の気配も楽しめるお寺である。
寺伝によれば、永暦元年(1160年)、この地の住人首藤刑部大輔俊道の菩提供養として俊道の子、首藤刑部太夫山ノ内經俊によって創建。その後、康元元年(1256年)、北条時頼公によって、この地に「最明寺」を建立。後に北条時宗(時頼の子)が最明寺を前身として「福源山禅興仰聖禅寺」を再興。開山は建長寺開山大覚禅師の五世法孫の位置にあった密室守厳禅師。皇暦2年(1380年)、執権足利義満が管領上杉憲方に禅興寺の中興を命じ塔頭の一つに「明月庵」が建てられた。明治初年禅興寺は廃寺となり「明月庵」は「明月院」に改められ現在に至る。
【参考資料】
◆ 「御朱印でめぐる鎌倉の古寺」(著者:「地球の歩き方」編集室、発行所:ダイヤモンド・ビッグ社)
◆ 「鎌倉謎とき散歩」(著者:湯本和夫、発行所:廣済堂出版)
◆ 「鎌倉史跡散策」(著者:神谷道倫著、発行所:かまくら春秋社発行)
◆ 寺伝
リンク先:「セカンドライフ男の集い(港南)」
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