2012年10月31日水曜日

鎌倉33観音巡り(龍峰院)

鎌倉33観音第29番札所龍峰院
建長寺仏殿前を通って方丈の左側の道を上がっていくと宝珠院があり、その先にある石段を上がると山門が見られる。
ここが龍峰院である。
建長寺境内のかなり奥まった一角で、周りにはいくつかの塔頭があり樹木に囲まれた静かなところである。山門には竹の棒で通行できないようになっているが脇の通用口から入いることができる。

正面本堂脇玄関のインターフォンで来意を告げると御朱印が頂けた。
山門から本堂までの参道は両側からの竹の葉で静けさを漂わせている。夏でも涼しいだろう!!。
当寺は、徳治2年(1307年)に没した建長寺第15世住持約翁徳倹(仏燈国師)の塔所となった。 【参考資料】
◆ 「御朱印でめぐる鎌倉の古寺」(著者:「地球の歩き方」編集室、発行所:ダイヤモンド・ビッグ社)
◆ 「鎌倉謎とき散歩」(著者:湯本和夫、発行所:廣済堂出版)
◆ 「鎌倉史跡散策」(著者:神谷道倫著、発行所:かまくら春秋社発行)
◆ 寺伝
リンク先:「セカンドライフ男の集い(港南)」

鎌倉33観音巡り(妙高院)

鎌倉33観音第27番札所妙高院

建長寺総門から入って山門の右側に高い石垣に囲まれた建物(現在、工事中)が妙高院である。本堂脇の庫裏のインターフォンで来意を告げて御朱印をいただく。檀家のための寺院で本堂に上がることもできず、玄関前でのお願いにとどまった。 当寺は、貞和2年(1346年)に没した建長寺第28世住持肯山聞悟の塔所となった。
【参考資料】
◆ 「御朱印でめぐる鎌倉の古寺」(著者:「地球の歩き方」編集室、発行所:ダイヤモンド・ビッグ社)
◆ 「鎌倉謎とき散歩」(著者:湯本和夫、発行所:廣済堂出版)
◆ 「鎌倉史跡散策」(著者:神谷道倫著、発行所:かまくら春秋社発行)
◆ 寺伝
リンク先:「セカンドライフ男の集い(港南)」

鎌倉33観音巡り(建長寺)

鎌倉33観音第28番札所建長寺
鎌倉五山第一位のお寺。 JR横須賀線北鎌倉駅から鶴ヶ岡八幡宮方向に、東慶寺、浄智寺、明月院の横を歩きながらおよそ15分。バス通りに面した一角に威風堂々たる総門が現れる。 当寺は建長5年(1253年)11月、執権北条時頼を開基とし中国から招いた蘭渓道隆を開山として創建されたもので我が国最初の禅宗専門道場である。 まず総門を入ってすぐが受付。そして参道を少し行くと三門(安永4年(1775年)再建の重層門。
三門とは三解脱門の略。楼上には釈迦如来坐像、銅造五百羅漢像が安置)となる。
ここから仏殿の間の敷石両側には開山蘭渓道隆(後、大覚禅師)お手植えの柏槙の古木がある。 創建当時から750余年、今日もなお他を圧倒する姿を見せている。
仏殿(本尊:地蔵菩薩坐像、台座を入れると約4.8mの巨像、法衣垂下の宋風彫刻像) は寛永5年(1628年)に徳川二代将軍秀忠夫人の崇源院(お江の方)の霊廟として芝増上寺に建立されたものを正保4年(1647年)に移築されたもの。
仏殿の後ろには平成14年大修復された法堂(本尊:千手観音像、住持が説法する堂)が続いている。 大修復に際して法堂の天井に縦10m、横12mの水墨画「雲龍図」が加えられた。 また、平成24年7月には建長寺本山龍王殿に”龍王”図襖絵が奉納された。この龍図は北条時頼公750年忌を記念して水墨画家白波氏が描かれたものとのこと。 何回来ても飽きないお寺。誰にでも自信をもってお勧めできるお寺である。 【参考資料】
◆ 「御朱印でめぐる鎌倉の古寺」(著者:「地球の歩き方」編集室、発行所:ダイヤモンド・ビッグ社)
◆ 「鎌倉謎とき散歩」(著者:湯本和夫、発行所:廣済堂出版)
◆ 「鎌倉史跡散策」(著者:神谷道倫著、発行所:かまくら春秋社発行)
◆ 寺伝
リンク先:「セカンドライフ男の集い(港南)」

鎌倉33観音巡り(浄光明寺)

鎌倉33観音第25番札所浄光明寺

JR横須賀線鎌倉駅から徒歩15分内外の住宅地の一角にある。私の場合、自宅前から鎌倉駅行きのバス便を利用。「建長寺」で下車、亀ヶ谷坂切通を通り、横須賀線踏み切り手前を左折。小さな小川に沿ってしばらく歩いた後、商店を左折。ここから徒歩3~4分の左側に石柱あがり山門が見られる。


山門を入って境内に進むと、まず目に入るが大きな「タイサンボク」と
「菩提樹」(左の写真)。そのほか「ビヨウヤナギ」や「カシワデアジサイ」「マツツバキ」などの花が所狭しと咲いている。

「タイサンボク」の右脇を通った奥に不動堂(下の写真)。
「菩提樹」の左側には客殿(下の写真)があり、さらにその左側に庫裡と続いている。

客殿右側に沿って奥に伸びる石段を上がると柵が掛かっている。普段はここまでだが木曜・土曜・日曜並びに祝日のみ柵が取り払われる(但し、雨天及び8月は中止)。



正面に仏殿(阿弥陀堂:本堂)(右の写真)、左に収納庫、その奥に観音堂がある。拝観日には、仏殿(阿弥陀堂:本堂)は正面扉が開かれており三世仏(右から未来佛=弥勒如来、現在佛=釈迦如来、過去佛=阿弥陀如来)が拝観できる。

収納庫では、かって仏殿(阿弥陀堂:本堂)に安置されていたといわれる本尊阿弥陀如来及び観世音菩薩・勢至菩薩の三尊像が安置。目の前3㍍ほどの至近距離で拝観できる。(いずれも写真撮影禁止)

この収納庫前から裏山に登ると眼下に由比ガ浜が見え、その眺望はすばらしいの一言。また、ウグイスの澄んだ声がよく聞こえ、ふっと静かさを感じる。ただ、裏山の登る途中に植えられている桜などの木々は台風4号の影響(塩害)で葉が枯れて見るも無残な姿となっているのが残念。

裏山からの帰り道、仏殿(阿弥陀堂:本堂)前にそびえる「イヌマキ」
に見惚れる。鎌倉市指定天然記念物で推定樹齢750年余とのこと。





創建は建長3年(1251年)頃で、開山は真阿和尚(真聖国師)、開基は第5代執権北条時頼と第6代執権北条長時と伝えられる。特定の宗派に捉われない諸宗兼学の寺として盛時には数百人の僧がいたともいわれ鎌倉有数の大寺であったと聞かれる。皇室の菩提寺として知られる京都東山の泉涌寺の末寺として準別格本山の寺格が与えられている。

鎌倉歌壇の指導者として活躍した公卿冷泉為相の墓も当寺の裏山山上にある。

【参考資料】
◆ 「御朱印でめぐる鎌倉の古寺」(著者:「地球の歩き方」編集室、発行所:ダイヤ   モンド・ビッグ社)
◆ 「鎌倉謎とき散歩」(著者:湯本和夫、発行所:廣済堂出版)
◆ 「鎌倉史跡散策」(著者:神谷道倫著、発行所:かまくら春秋社発行)
◆ 寺伝
リンク先:「セカンドライフ男の集い(港南)」