鎌倉33観音第28番札所建長寺
鎌倉五山第一位のお寺。
JR横須賀線北鎌倉駅から鶴ヶ岡八幡宮方向に、東慶寺、浄智寺、明月院の横を歩きながらおよそ15分。バス通りに面した一角に威風堂々たる総門が現れる。
当寺は建長5年(1253年)11月、執権北条時頼を開基とし中国から招いた蘭渓道隆を開山として創建されたもので我が国最初の禅宗専門道場である。
まず総門を入ってすぐが受付。そして参道を少し行くと三門(安永4年(1775年)再建の重層門。
三門とは三解脱門の略。楼上には釈迦如来坐像、銅造五百羅漢像が安置)となる。
ここから仏殿の間の敷石両側には開山蘭渓道隆(後、大覚禅師)お手植えの柏槙の古木がある。
創建当時から750余年、今日もなお他を圧倒する姿を見せている。
仏殿(本尊:地蔵菩薩坐像、台座を入れると約4.8mの巨像、法衣垂下の宋風彫刻像)
は寛永5年(1628年)に徳川二代将軍秀忠夫人の崇源院(お江の方)の霊廟として芝増上寺に建立されたものを正保4年(1647年)に移築されたもの。
仏殿の後ろには平成14年大修復された法堂(本尊:千手観音像、住持が説法する堂)が続いている。
大修復に際して法堂の天井に縦10m、横12mの水墨画「雲龍図」が加えられた。
また、平成24年7月には建長寺本山龍王殿に”龍王”図襖絵が奉納された。この龍図は北条時頼公750年忌を記念して水墨画家白波氏が描かれたものとのこと。
何回来ても飽きないお寺。誰にでも自信をもってお勧めできるお寺である。
【参考資料】
◆ 「御朱印でめぐる鎌倉の古寺」(著者:「地球の歩き方」編集室、発行所:ダイヤモンド・ビッグ社)
◆ 「鎌倉謎とき散歩」(著者:湯本和夫、発行所:廣済堂出版)
◆ 「鎌倉史跡散策」(著者:神谷道倫著、発行所:かまくら春秋社発行)
◆ 寺伝
リンク先:「セカンドライフ男の集い(港南)」
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