2011年10月19日水曜日
鎌倉33観音札所巡り(教恩寺)
鎌倉第12番札所教恩寺
鎌倉駅東口から若宮大路に出て右折。そのまま横須賀線のガードをくぐり大町四つ角交差点で左折。最初の信号を左に入った住宅地の一画にひっそりとたたずんでいる小さなお寺である。
山門の欄間には小さいながら細部まできっちりと彫られた16羅漢が迎えてくれる。
本堂脇の庫裏のインターフォンで御朱印をお願いしたところ住職夫人が快諾。夫人によれば台風12号による塩害の影響で境内のモミジ・イチョウ・マツの葉が枯れてしまい「今年の紅葉はダメになりました」とのこと。
本堂手前にあるモミジは木全体が茶色になっており、葉は縮れて見るも無残な姿となっている。
夫人の案内で本堂に昇殿。正面に本尊の阿弥陀如来像、本尊の右脇侍には聖観世音像が祀られている。
本尊の阿弥陀如来像はおよそ800年前の運慶作と言われ、玉眼を有している。見た目でははっきりわからないが本堂壁に貼られている写真で眼が輝いているのが判る。
なお、この阿弥陀如来像は平清盛の子、平重衡が捕らわれの身となった際、源頼朝が平家一族の冥福を祈るために重衡に与えたものと伝えられている。
当寺は、延宝6年(1678年)、貴誉上人によって当地に移築されたものである。もともとは、光明寺境内に建てられていた同寺の末寺「善昌寺」が廃寺になったのを機に移されたものと聞かれる。
【参考資料】
◆ 「御朱印でめぐる鎌倉の古寺」(著者:「地球の歩き方」編集室、発行所:ダイヤ
モンド・ビッグ社)
◆ 「鎌倉謎とき散歩」(著者:湯本和夫、発行所:廣済堂出版)
◆ 「鎌倉史跡散策」(著者:神谷道倫、発行所:かまくら春秋社)
徒然人(つれづれびと):樋上祐造
神奈川県横浜市港南区日野9-1-17-208
携帯電話:090-8841-9368
メールアドレス:phm89371@gmail.com
【追伸】
よろしければ以下のサイトを覗いてみてください。
こんなことをやっております。
↓↓↓↓↓
『非加熱ミネラルウォーター「奥長良川の秘水」』
http://phm893711.blogspot.com/
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿